ドライブレコーダートラブル録画されてない!記録はいつまで残るのか?
煽り運転・交通事故・車上荒らしなど増加している車のトラブルに対して、有益な情報を残すことが出来るドライブレコーダーの国内の販売台数は、2016年度では約140万台、2017年度では約260万台、2018年には約300万台の見込みと大幅に増加しています。
しかし、ドライブレコーダーの普及に伴い「国民生活センター」には、ドライブレコーダーに対する相談が増えているといいます。2013年以降ドライブレコーダーに関する問い合わせが444件のうち88件が「映像が録画されてない!!」など記録に対する相談が増えているといいます。
今回はドライブレコーダーのトラブル、映像が録画されてないのは何故なのか?
ドライブレコーダーの記録はいつまで残るのか?調べて見ました。
- ドライブレコーダーの不具合なのか?
- ドライブレコーダーの記録はSDカードに何日ぐらい残っているのか?
- SDカード容量と録画可能時間
- ドライブレコーダーのトラブルの原因はSDカード?
- SDカードは定期的な交換が必要
ドライブレコーダーの不具合なのか?
最近のドライブレコーダーは、フロントガラスのバックミラー付近に取り付けるものがほとんどで、エンジン始動からエンジン停止までを自動でSDカードに記録を保存してくれますが、SDカードの容量がいっぱいになると古い映像を順次、上書きされていくタイプが主流となっています。
ドライブレコーダーの記録はSDカードに何日ぐらい残っているのか?
ドライブレコーダーの記録はSDカードに何日ぐらい残っているのでしょうか?
ドライブレコーダーの機種やSDカードの容量などの違いにより、目安としては1日の運転時間が1時間であれば3~4日分として3~4時間ぐらい。
運転時間が3~4時間となるとフルHD高画質で録画するなら16GB以上になるかと思います。SDカードは消耗品であり、スマホやデジカメなどに使用されているものでも長くもって5年、実質は数年程度でトラブルが起こることが多いようです。
SDカード容量と録画可能時間
容量/動画 フルHD動画
64GB 約8時間
32GB 約5時間
16GB 約2時間30分
8GB 約1時間15分
4GB 約30分
夏場に車内温度が上がる過酷な条件では、ドライブレコーダはもっと短い期間でトラブルが生じる恐れがありますので、SDカードは8~16GBクラスを1年程度で新品に交換するような使い方をしたほうが良いと思います。
ドライブレコーダーのトラブルの原因はSDカード?
「国民生活センター」の調査結果によると、事故やトラブル以外にドライブレコーダーの「映像を確認したことがない」と答えたユーザーは全体の半数近い881人(44%)、「当て逃げ事故に遭い、警察からドライブレコーダーの映像提供を求められたが、5カ月前から作動しておらず事故当時の映像が録画されていなかった」などという相談もあるようです。
SDカードは定期的な交換が必要
ドライブレコーダーのトラブルはSDカードが原因で増加傾向にあるようです。
最近のドライブレコーダーは、運転中の映像を常時録画するため、SDカードへ情報を書き込む回数は特別多くなり、SDカードの定期的な初期化(メンテナンス)や交換が必要になります。
今回の調査でドライブレコーダーに付いているSDカードの、定期的な交換をしないといけないことを知っているか1880人に聞いたところ、SDカードの初期化については1127人(60%)、交換については1334人(71%)が知らないと回答しました。
ドライブレコーダーを取り付けたが、SDカードが原因で録画されていなかった!!、SDカードをパソコンで再生すると、全く録画されていなかった!!などという事例もあるので、ドライブレコーダーを取り付けている人は、証拠となる映像を得るためにも定期的なメンテナンス・交換を行う必要があるでしょう。