ドライブレコの記録映像はトラブルに巻き込まれた時にどう役立つのか?!
ドライブレコの記録映像はトラブルに巻き込まれた時にどう役立つのでしょうか?
最近では、あおり運転や交通事故などに備えて、車にドライブレコーダーを取り付けする方が増えています。
ドライブレコーダーの映像は、交通事故やあおり運転などのトラブルに巻き込まれた際に、証拠映像となりますがその後の保険会社との対応を円滑化するために役立ちます。
交通事故やあおり運転などのトラブルに巻き込まれた際に、ドライブレコーダーの映像が何に役立つのか、映像を基に警察や弁護士へ相談する際には何に注意すべきかなどを調べてみました。
ドラレコの映像は交通事故状況等の証拠となる?
ドライブレコーダーを取り付けすることの最大のメリットは、あおり運転や交通事故などのトラブルの状況を記録できる事です。
あおり運転や交通事故などのトラブルは 突然に発生するため、現場で正確に状況を把握することはきわめて困難です。目撃者がいるとは限りませんし、仮に目撃者がいたとしても、あいまいな記憶などにより証言の信ぴょう性に欠けるケースが多いです。
ドライブレコーダーは、車周辺の状況を常時撮影・記録しているため、突然に発生するトラブルでも、その一部始終を記録することができます。後にトラブルの相手方の法的責任を追及する際、ドライブレコーダーの記録映像が大いに役立ちます。
ドラレコの記録映像によって立証できる主な事項
ドライブレコーダーの映像が役立つのは、あおり運転・交通事故・車上荒らしの被害に遭った場合です。加害者側の法的責任を追及する際、以下の事項を立証するめにドライブレコーダーの記録映像が役に立ちます。
あおり運転・交通事故などの物損・ケガなどの因果関係
あおり運転や交通事故の被害に遭った場合、車が大破したりケガをしたりするなど、被害者に損害が発生した時。
加害者に対して損害賠償を請求する場合、あおり運転や交通事故などの損害の因果関係を証明しなければなりません。ドライブレコーダーの映像は、交通事故の衝撃の大きさをリアルタイムで切り取るため、交通事故と損害の因果関係の立証に役立ちます。
加害者・被害者の当事者間の過失割合
交通事故の損害賠償額は、加害者・被害者の当事者間の「過失割合」によって変わります。ドライブレコーダーの映像は、過失割合の証拠にも大いに役立つと考えられます。
加害者・被害者の当事者間の「過失割合」とは、交通事故の加害者・被害者の当事者間で、どちらにどれだけの責任があるかを表した割合です。
民法722条2項に基づき、不法行為に基づく損害賠償額は被害者の過失を考慮して定めるべきとされています。そのため、交通事故の損害賠償額も、過失割合に応じて変わります。
交通事故の過失割合は、事故の状況によって目安が決まっています。
当て逃げ事故であれば、過失割合は基本的に10対0です(加害者が全面的に悪い場合)。これに対して運転中の事故の場合には、双方に一定の過失があり、過失割合が9対1、8対2、7対3……などと認定される場合もあります。
ドライブレコーダーの映像には、交通事故の状況が記録されているため、過失割合の立証をする効果があります。
駐車場などの車上荒らしの犯人特定
交通事故だけでなく、車上荒らしの被害に遭った場合にも、ドライブレコーダーの記録映像が役に立ちます。
車上荒らしは、駐車場やスーパーなどの車の所有者が不在の時に発生します。犯人は周囲に人がいない状況を見計らって犯行に及ぶケースが多く、目撃者がいないケースも多いです。防犯カメラが周辺にあれば、その映像を証拠として利用できますが、必ずしも設置されているとは限りません。
所有者が車から離れている時間帯も、ドライブレコーダーを回しておけば、車上荒らしの犯人の顔や背格好などが記録され、犯人特定の証拠にもなります。
ドラレコの映像を基に警察に相談する時の対応
交通事故や車上荒らしの被害に遭い、ドライブレコーダーにその映像が記録されている場合には、警察に相談すれば対応してくれる可能性が高いです。警察としても映像として証拠が残っていれば、捜査に動きやすい面があります。
交通事故などの場合、加害者から示談を提案されるケースもありますが、決してその場で応じてはいけません。加害者に対して身分証明書の提示を求め、後日保険会社または弁護士を通じて連絡をとるようにしてください。
あおり運転や当て逃げ事故や車上荒らしの場合には、警察署にドライブレコーダーの映像を持参して被害を申告しましょう。
警察署では、あおり運転や当て逃げ事故や車上荒らしの被害について、被害届または告訴状を提出します。どちらも被害事実を警察に申告する書面ですが、特に告訴状の場合は、犯人の処罰を求める意思が明記されている点が大きな特徴です。
被害届・告訴状のいずれも、特に法令によって書式が定められてはいませんが、警察署の窓口で書式を受け取ることができます。ドライブレコーダーの映像は、被害届や告訴状を提出する際に、併せて警察に提出しましょう。
以上が交通事故やあおり運転などのトラブルに巻き込まれた際に、ドライブレコーダーの映像が何に役立つのか、映像を基に警察や弁護士へ相談する際に注意すべき点です。
★まだ、ドライブレコーダーを取り付けていない車を街中で見かけますが、ドライブレコの記録映像はトラブルに巻き込まれた時に役に立つので、取り付けをしてはいかがでしょうか?
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